本の感想 #43

D a t e    2018/04/29
 桜田門外の変
 平成30年5月3日  読了

井伊直弼 独断でアメリカとの和親条約を締結したわけだが、当時の情勢を考えると全く
 無謀でもないわけだが、例えば締結しなければ、欧米列強の侵略を許し日本が植民地に
 なった可能性もある。
 そして安政の大獄といわれる政治情勢。

 首尾よく井伊直弼の首は取られたのだが、そのあとの動きは水戸藩士の思いというか計画
通りに進まなかった。首謀者(主人公)の一人は、逃避行を重ねついにはつかまり処刑されて
しまう。

 確かに、安政の大獄と言われた井伊直弼の政治手法には反発も集まったが政治決断には
評価された部分もあり、そこが水戸藩士の計画が進まなかったことに結びつくのではあいか。

 それにしても、武力行使をほのめかしながら開国を迫るアメリカのペリー
 強硬に条約締結を認めさせた諸外国の中でもアメリカ公使ハリス、イギリス公使オールコック
は絶えず威圧する態度で権益を拡大
 外国人の傲慢な態度、日本の象徴の富士山に登った者すらいる
 日本橋小伝馬町の牢  水戸藩邸
 湯沢(新潟関川村) 
魂消橋