本の感想 #48

D a t e    2022/09/14

 そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか  ムーギー・キム 東洋経済新報社

「歴史と向き合う」朴裕河(パクユハ)毎日新聞

 大国中国とアメリかの狭間にあってこれから日本はどうすべきか。やはり韓国という
 隣国と歩調をあわせてやってゆく方法が一番良いというかそれしかないと思う。
 然るに日本と韓国の成り立ち、過去の秀吉の朝鮮出兵とか植民地支配などの歴史を
 踏まえての今の国民感情の違いを一気になくすのは困難。
 よく言われるのが「韓国はいつまで過去にこだわるのか」「なんで日本は謝罪しないのか」

 例えば朝鮮出兵については「スペインからの侵略への自衛手段」という見方
 しかし朝鮮半島にとっては侵略以外の何物でもないなど

 韓国からの見方、日本からの見方など在日コリアン3世のという、日本人の論理にも
 理解している韓国人が書いた本として納得できるものが多い。
 国の成り立ち、文化、過去の歴史から「どうせ、ほぼ永遠に解決しないもめ事はある」
 ということ、隣国関係の一般的現象としてお互いに理解し、その不満や理解をサスティナブル
 なレベルで管理することが肝要・・・同感
 ただ出版されたとき以降発生した統一教会について・・・どう考えているのかな
 そして出版元、東洋経済新報社だからこそ・・・考えていた通りだった