本の感想#21

D a t e    2018/10/20

 快楽主義の哲学 澁澤龍彦 文春文庫 1996/2刊
 人生に目的などありはしない、すべてはここから始まる。
 曖昧な幸福に期待をつないで自分を騙すべからず。
 この一瞬の確かな快楽のみ。世間の誤解も恐れず、精神の貴族たれ。人並みの凡庸ではなく
 孤高の異端たれ。時を隔ててますます新しい澁澤龍彦の煽動的人生論。

  単行本 光文社カッパブックス 1965年3月刊
   「著者・澁澤龍彦のこと」 三島由紀夫

  幸福より快楽を
  快楽を拒むけちくさい思想 
  快楽主義とは、何か
  性的快楽の研究
   男性がその生涯でいちばん多く悲哀を感るとき、この自己のポテンツの限度を知るとき
   情死の美学  肉体を酷使したあげくの無力感 オルガスムを「小さな死」と呼んだ
   快楽の絶頂に「死ぬ」という言葉を発するのは古今東西共通
  情死を扱った文学が日本にあって外国にはないのか  特有の道徳意識、美意識
   心中する男女は、死ぬ前にかならずセックスの営みをする