鈴鹿市白子

井上靖『おろしや国酔夢譚』
漂流した神昌丸の乗組員大黒屋 光太夫など17人の運命を、日露の漂流史を背景に描き出した歴史小説。大黒屋 光太夫は伊勢国奄芸郡白子の港を拠点とした回船の船頭。 天明2年、嵐のため江戸へ向かう回船が漂流し、アリューシャン列島のアムチトカ島に漂着。ロシア帝国の帝都サンクトペテルブルクで女帝エカチェリーナ2世に面会して帰国を願い出、漂流から約9年半後の寛政4年に根室港入りして帰国した。その光太夫の出身地がこのあたり。

この本の書名は司馬遼太郎の確か「街道をいく」で知って読んだのだが、史実に基づいて架かれており、面白かった。ただ帰国後については少し判明した史実と異なっているらしくより史実にそって書かれたのが吉村昭『大黒屋 光太夫』