「闇の盾」とういう本を読んだ。そこに書かれているのは日本がバブルに沸いていたころの政治、官僚そして経済の世界での人間の浮き沈み。
その中にあった一人の法曹人。大学を卒業した年に司法試験に合格。検事となりまずは無難に勤めあげ名古屋高等検察庁検事長を最後に退官。あとは弁護士に。
有名財界人の顧問弁護士、大学の講師、叙勲(瑞峰重光章)なども。
しかし2018年2月、男性を車ではね自動車運転過失致死罪に問われ有罪。最高裁まで争ったが上告棄却。
事故当日は歳が孫ほどの差がある女性とゴルフへの待ち合わせだったと。
そして、2023年5月、法の規定により弁護士資格を失い
今月初めには勲章を返上とあった。
同じ大学。自分より10歳以上年長のこの先輩。いま、どういう心境だろうか。
母校があった神田駿河台。語学の白水社が見える。