1970年11月25日は三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊駐屯地で割腹事件を起こした日。
当時、自分は大学3年。母校中央大学も授業料値上げに端を発した紛争もようやくおさまり
普通に授業を受け三島由紀夫の『春の雪』を読んだりした生活を送っていた。
事件の翌日、学校のあるお茶の水にはいったが新聞を数紙買い求め午前中から夕方まで喫茶店で読んで過ごしたことを思いだす。その喫茶店が入っていたのが写真の建物。これは事件から50年後の2020年5月に撮影。
中央大学が八王子に移転しそのあとに保険会社の本社が建つ等付近は大きく変化。
当然の如く、喫茶店はないが確かこの建物だった。
当時はこのあたりには小さな喫茶店がいくつもあった。
その店で朝から夕方まで新聞を読みふけったこと、いまでも記憶にあり懐かしい。

