「老活の愉しみ」 帚木蓬生 朝日新書より
甲斐駒ヶ岳黒戸尾根
9月2日朝日新聞の夕刊のトップ記事
『一番つらい』登山道を 取り戻す ・・・
かつては甲斐駒ヶ岳登山のメインルートであった「黒戸尾根コース」は北沢峠コースが
できてからそのハードさから訪れる人が少なくなり登山道の荒廃が進んでいる。
歴史のある登山道を守ろうと民間団体がこの夏、保全活動を開始したと。
「日本アルプスで一番代表的なピラミッドは、と問われたら、私は真っ先にこの駒ヶ岳をあげよう。その金字塔の本領は、八ヶ岳や霧ヶ峰や北アルプスから望んだ時、いよいよ発揮される。南アルプスの巨峰群が重畳している中に、この端正な三角錐はその仲間から少し離れて、はなはだ個性的な姿勢で立っている。まさしく毅然という形容に値する威と品をそなえた山容である」・・・と『日本百名山』の中で深田久弥は褒めちぎっている。

頂上から右下の方向が黒戸尾根。中央本線の列車の車窓から・・・2012/12
ぼくの登山の記録・・・1968/8
房総真夏
外房線土気から譽田までを歩く
蘇我まで行くつもりだったが炎天下、無理をせず

そろばん
家で仕事をしながら、電卓が見つからず。そばにあったそろばんでことをすます。
そろばん、使うのは昔、簿記会計を習った時以来だからもう60年近くまえ。
当時、そろばんでできたのは加減算のみ。掛け算、割り算は全くだめ。
当時『原価計算』という科目があったが、そこは掛け算、割り算の世界。
ではどうしたかといえば、白紙の計算用紙での計算(筆算)。時間がかかる。
簿記学校の答案練習会などに「タイガー計算機」なるものを持ってきた人もいた。
現在、1000円もすれば電卓が買える時代。だが、割り算や掛け算を筆算で行う
能力は低下しているかもしれない。
房総半島
半島を歩いて横断してみるのも悪くない。過去に三浦半島や愛知・知多半島を横断してみたことがあり、ならば房総半島はとおもい計画してみた。三浦半島や知多半島にくらべ房総半島は太い、幅が広い。そして地図をみながら考えたのが白里海岸から大網、土気、誉田をとおり曽我までのコース。
第一日目は大網まで。炎天下の文字通り田園地帯を歩いたのだが、風があり意外に歩きやすかった。房総は真夏日があまりないと聞いていたがそれを実感。

大網白里市南今泉 2025・06・28
大きい数字
日の「天声人語」 沖縄のゴーヤーなどに卵を産み付け中身を食い荒らすウリミバエを駆除したときの話だった。人工増殖、生殖能力をなくしたさなぎを自然界にはなして子孫を断つという話。
自然界にはなした数について「実に625億匹という途方もない」とある。
625億、確かに大きな数である。
そこで思うのが日本の国債残高の数字1129兆円(2025年12月末)
625億と1129兆 = 1:18,000
「じつに」「途方もない」という形容詞
625億を約18,000倍した数字を語るときはなんと表現されるか、天声人語を書いた人はなんと表現するか

2005年6月 一宮市開明
この頃
最近、チャイコフスキーのバイオリンコンチェルトとパガニーニのバイオリンコンチェルトをよく聴いている。
五嶋みどり、C.アバド指揮、ベルリンフイル 日伊独・・・音楽であれば好ましくもある。最高の組み合わせ。みどりさんパッション、華麗なアバドの指揮、
そしてベルリン・フイル
パガニーニ・・・・モーツアルトのようなロッシーニのような、明るい曲

千葉・御宿…2024年6月
逆走
昨日、99歳の男性が中央高速恵那山トンネルを逆走したというニュースが流れていた。
その男性が住んでいたのが南信州の阿南町。
このニュースを聞いて多くのひとは「もう99歳なのだから免許返上すればいいのに」
と思ったに違いない。車を使ってまで買い物に行く必要もなかろうにと。
確かに東京などに住んでいればそう思う。
自分もいまは東京にいるが、30年前伊那に住み、その後もこのあたりを何回か訪れることもあり、地理感というかこのあたりの様子を知る自分にとっては「免許返上」といってもなかなか難しいのではと思った。
過疎化の進む地方、近くに商店ましてコンビニなどは数少ない、というよりもない。
特にこの阿南町は高低差もあり歩いたり自転車での移動も容易な所ではない。
車が人の移動にとって必須なのだ。
日本の一極集中、地方の衰退がこの逆走の大きな要因ではなかろうか。

阿南町・深見池 2018/7
出生数初の70万人割れ
朝刊の第一面
子供を育てる環境、女性の苦労があると思う。週に一回、日本橋人形町に
行くわけだが、時々、子供を抱きながら満員の地下鉄で通勤する女性を
目にする。勤め先のある人形町あたりにはいくつかの保育施設がある。
しかしそのいずれも高いビルの一階だったりして土には遠い環境。
少子化・・・東京への一極集中も一因だろう。

正面は建築中の日本橋1丁目の再開発ビル高さ284メートル
野球道具専門店
暫くぶりに東京恵比寿にいった。そして約30年前長男に連れられていった野球道具の専門店。まだあるのかなと行ってみた。
当時、転勤で長野県伊那市に。長男は小学校3年か4年。野球をし始め、雑誌か何かでこの店を知ったのだろう。
盆か年末、東京の実家にきたとき連れて行ってほしいと言われ、ついていったのだ。
恵比寿駅から10分もかからないところにある小さな店だが中は野球道具のみ。
約30年の歳月をおもう。
30年の間に建物は建て直したのだろうか。
